医療の質・安全学会誌
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報告
侵襲的処置に対する安全かつ持続可能な鎮静法への院内標準化
上里 昌也, 奥山 めぐみ, 柴田 みづほ, 横山 威一郎, 桑原 麻理子, 水島 舞, 岸田 友治, 清水 郁夫, 磯野 史朗, 相馬 孝博
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2024 年 19 巻 1 号 p. 38-45

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抄録
目的:処置に伴う患者の身体的,精神的苦痛を抑制するため従来から鎮静法は多種多様に行われてきた.850床を有し1日約2500名の患者が受診する当院では,1日あたり約10件の鎮静処置が行われている.多職種の鎮静ワーキンググループ(鎮静WG)を発足させ,院内鎮静法の標準化を実施したので報告する.
方法:主な取り組みは,1)鎮静薬適応外使用の院内承認,2)統一化した鎮静同意書の作成,3)鎮静ガイドラインの改訂,4)eラーニングの作成,5)気道確保(マスク換気)の実技研修システム作り,6)プロポフォールのプロトコル承認,7)鎮静後カルテ記録のための統一化したテンプレート作成,8)鎮静実施記録の集計と有害事象の検討である.
結論:月平均244件の鎮静実施報告があり,処置3時間以上と有害事象例を鎮静WGで検討した.周知すべき内容を次期ガイドラインに盛り込むことで,安全かつ持続可能な鎮静法へ向かうと考える.
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