藤田保健衛生大学医学部呼吸器・アレルギー内科
2000 年 10 巻 2 号 p. 231-233
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
慢性呼吸不全に対する長期NPPV療法の目的は,REM睡眠時を中心とした低換気を是正し,それに伴う諸症状の軽減と合併症の防止をはかることである.こうした効果は神経筋疾患や胸郭疾患などでは確立されている.しかし本療法の効果に関する科学的データはまだ十分蓄積されておらず,また適応基準も明らかでない.NPPV療法の今後のためには,まず標準的な方法論を確立し科学的にその効果を評価することが重要であると思われる.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら