東京都立駒込病院呼吸器内科
2003 年 12 巻 3 号 p. 385-389
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在宅NPPVを導入したⅡ型慢性呼吸不全患者の予後について検討した.導入後2年未満で慢性呼吸不全にて死亡した短期死亡群7例は,2年以上生存した長期生存群10例と比べ,導入時の年齢(71.9対63.4歳)とPaCO2(86.7対75.0 Torr)が有意に高く,BMI(15.4対18.0 kg/m2)が低い傾向が認められた.進行したⅡ型慢性呼吸不全患者では,在宅酸素療法に追加して在宅NPPVを導入してもその予後は不良であることが示唆された.
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