聖隷三方原病院リハビリテーション科
聖隷三方原病院呼吸器センター内科
やなせ内科呼吸器科クリニック
2003 年 13 巻 2 号 p. 307-310
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者に対する横隔膜呼吸法は,自覚症状軽減に役立てる目的で呼吸練習の一手段として適用されてきた.しかし,本呼吸法にはさまざまな問題点があり,臨床現場での混乱も少なくない.横隔膜呼吸によって換気パターンの変化は認められるが,呼吸仕事量や呼吸困難感を軽減しないこと,実施そのものが不可能な場合があることなどから,すべてのCOPD患者に対してルーチンに指導することは推奨できない.
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