日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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ランチョンセミナーⅫ
気管支喘息における早期治療介入
下田 照文
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2006 年 15 巻 3 号 p. 376-382

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抄録

一般に,喘息患者では,軽症喘息といえども気道の炎症と気道過敏性の亢進が認められるので,適切な治療が行われなければ気道のリモデリングが進行し不可逆的な変化をきたすと考えられる.したがって,喘息の重症化・難治化の予防のために,喘息発症早期から吸入ステロイド薬あるいはロイコトリエン受容体拮抗薬による抗炎症療法の導入すなわちearly interventionが重要である.

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© 2006 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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