同愛記念病院アレルギー・呼吸器科
2006 年 15 巻 4 号 p. 591-595
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
長時間作動型吸入β2刺激薬は吸入ステロイド薬との併用で,気管支喘息の長期的症状コントロールや呼吸機能,QOL改善に優れた臨床効果を示す.国際喘息ガイドラインでは中等症持続型(ステップ3)以上の症例に対して第一選択薬として推奨されている.吸入ステロイド薬とは相乗的に作用して抗炎症効果を増強する可能性も報告されている.代表的な副作用は頻脈,動悸,振戦であるが,実際の出現頻度は小さい.慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療にも有用性がある.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら