独立行政法人国立病院機構鈴鹿病院内科
2006 年 16 巻 2 号 p. 329-333
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心不全のおよそ半数でみられる周期性呼吸(チェーン・ストークス呼吸)は,心機能低下に伴う循環時間の延長,肺容量低下による肺ダンピング効果の減弱,呼吸中枢の反応性亢進,低酸素血症,低炭酸ガス血症,状態のシフト(睡眠と覚醒)に伴う無呼吸閾値の変化,鼻疾患の有無と上気道閉塞のしやすさなど,多くの要因が複雑に関連して発生する.心不全などの循環器疾患と睡眠の関連は循環器学の先端分野として見直されつつある.
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