日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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症例報告
非侵襲的陽圧換気療法導入後6年目に装着拒否した事例のコンプライアンスと影響要因
澤崎 文子山崎 靖子吉井 雅子高橋 優美松井 潔榊原 博樹小島 重子
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2006 年 16 巻 2 号 p. 345-348

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抄録

非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)長期使用の生命予後やQOL改善の報告はあるが,副作用以外のコンプライアンスの影響要因に関する報告は稀少である.NPPV導入後コンプライアンス良好な事例が,6年目の機種変更後に装着拒否した事例について,診療録から装着拒否に影響した要因を検討した.本事例は機種変更時,違和感を自覚しつつも肯定的言動を示しコンプライアンスも良好であったが,副作用頻度は増加していた.退院後,突然コンプライアンスが低下するとともにNPPVに対する否定的言動を認めた.本事例では,NPPVへの認識の変化と副作用頻度の増加がNPPV継続のコンプライアンスに影響した要因の一つであると考えられた.

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© 2006 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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