日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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原著
末梢気道病変の検出に対するV25,V50/V25の有用性
大瀬 寛高阪井 康友居村 茂幸冨田 和秀西須 直美今泉 伸一宮内 和喜齋藤 武文
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2007 年 17 巻 1 号 p. 41-44

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抄録

末梢気道病変の検出に対するの有用性を検討した.は1秒率,Brinkman Indexと相関を認めた.は末梢気道病変の存在や程度を反映する指標として有用であり,喫煙による末梢気道の変化を1秒率より鋭敏に検出できる可能性が示唆された.一般外来や健診でスパイロメトリーと同時にフローボリューム曲線を測定してを評価することで慢性閉塞性肺疾患の発症前状態である0期症例などを見つけだせる可能性がある.

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© 2007 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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