在宅ケアにおけるチーム医療の課題は,チーム内の各職種が属する機関,サービス提供の基盤となる制度等が異なる点にあり,関係機関の連携が最重要課題となる.呼吸領域においては,症状のアセスメントと管理が療養者の予後と生活の質に大きな影響を与える.また,急性増悪や医療機器のトラブルは生命の危機につながる可能性があるが,ケアの多くを家族や福祉系のスタッフが担っているのが現状である.療養者の安全性を確保するためには,主治医がリーダーシップをとり,看護職がケアの要となりアセスメントと管理を実施し,コメディカルとのサービスレイアウトおよび複雑な制度の活用を実施することが重要である.つまり,疾病特性に応じたコーディネートが在宅ケアのポイントといえる.