京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学
2008 年 18 巻 1 号 p. 1-6
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遷延性・慢性咳嗽の患者が受診したら,まず胸部X線で異常を示す時に重篤にもなりうる疾患と,喘息とを見落とさないようにする.後は主要な原因疾患を念頭に置いて,病歴と可能な範囲の検査により疑い診断をつける.最終的には各疾患に特異的な治療の有効性によって診断を確定させる.亜急性では自然軽快する感染後咳嗽の頻度が高いが,慢性では咳喘息が最多となる.中枢性鎮咳薬による非特異的治療はなるべく避けるよう努める.
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