日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
原著
住民基本健診でのCOPD早期診断システムの有用性
─11-Qを第一次スクリーニングに用いて─
花田 匡利千住 秀明髻谷 満菊野 佑仁及川 真人大嶋 崇大曲 正樹北川 知佳藤本 澄江後藤 尚神津 玲本田 純久木田 厚瑞
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2008 年 18 巻 1 号 p. 49-53

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抄録

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の早期診断として,50~80歳代の住民基本健診受診者にCOPD検診を行った.COPD調査は,経済的・時間的にも大変な労力を要するため,質問票にてスクリーニングを取り入れ,効率良くCOPDを抽出する方法を模索した.その結果,有病率は3.2%であった.2008年4月より「特定健診・保健指導」が導入され制度が変わる過渡期であり,特定健診に簡易COPD診断を組み込む必要がある.

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© 2008 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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