日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
イブニングシンポジウム
誤嚥性肺炎の予防と治療
河合 伸
著者情報
キーワード: 誤嚥性肺炎, 病態生理, 治療
ジャーナル フリー

2008 年 18 巻 3 号 p. 209-212

詳細
抄録

高齢者肺炎の特徴は,慢性的な基礎疾患を有すことが多く,潜在的臓器機能低下が肺炎の難治化および重症化の重要な因子である.

また,これら高齢者肺炎で重要な位置を占めているのが誤嚥性肺炎であり,その病因には神経疾患,寝たきり状態など多くの病態が関与している.

誤嚥性肺炎の発生には,嫌気性菌を含む複数の菌によることが多く,病態が複雑であることが多いため,抗菌療法においてはこれら高齢者の病態を十分に考慮したうえで適正な抗菌療法を行わなければならない.

著者関連情報
© 2008 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
前の記事 次の記事
feedback
Top