日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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シンポジウムⅢ
間質性肺炎の終末期医療の現状と課題
森 由弘井上 亜希子粟井 一哉荒川 裕佳子厚井 文一
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2010 年 20 巻 1 号 p. 24-30

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抄録
間質性肺炎の終末期には合併症や呼吸困難への対応,人工呼吸器装着の可否など多くの問題点を抱えている.最近,NPPVを急性呼吸不全時に挿管までの橋渡しとして一時的に使用したり,終末期呼吸不全に対してNPPVを限度として,慎重な観察下での導入は許容範囲とされつつある.また,終末期の呼吸困難の緩和にモルヒネの有効性が注目されている.今後,終末期医療の決定に関するガイドラインに示された「医療・ケアチーム」による治療方針の決定が望まれる.
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© 2010 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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