COPDの病型分類からみた自然歴

牧田比呂仁; 西村 正治; 北海道COPDコホート研究会

doi:10.15032/jsrcr.20.2_89

日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌

Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319

ワークショップⅡ

COPDの病型分類からみた自然歴

牧田比呂仁, 西村正治, 北海道COPDコホート研究会

著者情報

キーワード: 肺気腫, BMI, QOL

ジャーナルフリー

2010 年 20 巻 2 号 p. 89-92

DOI https://doi.org/10.15032/jsrcr.20.2_89

詳細

抄録

北海道COPDコホート研究の解析結果より，肺気腫病変と対予測1秒量の相関は弱く，同程度のCOPD重症度にもかかわらず，肺気腫病変の程度はさまざまである．また，肺気腫病変の重症なCOPD症例は，BMIが低く，QOLが悪化していた．COPD増悪の危険因子は，1秒量に加えBMIが独立した寄与因子であり，気流制限の重篤ではない軽症，あるいは中等症COPDでさえ，BMI低値の場合，初回増悪を発生するまでの日数が有意に短縮していた．

著者関連情報

お気に入り & アラート

閲覧履歴

feedback

Top

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）