日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
ISSN-L : 1881-7319
原著
慢性呼吸不全患者における転倒のリスクについて
筒井 宏益藤田 美紀男佐野 博内藤 博道渡辺 充伸内賀嶋 英明
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 20 巻 3 号 p. 255-258

詳細
抄録
慢性呼吸不全患者(以下CRF患者)において,バランス能力を同年代健常者と比較した.また,大腿骨近位部骨折または脊椎椎体骨折受傷例で非CRF同疾患例との予後(入院期間,ADL変化,自宅復帰率,レセプト請求額等)の比較を行った.結果,CRF患者はバランス能力が低下しており,さらに,骨折事故を受傷するとADLやQOLが阻害され予後に悪影響を及ぼす.よって,CRF患者に対しては,早期より包括的転倒予防対策が必要である.
著者関連情報
© 2010 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
前の記事 次の記事
feedback
Top