2010 年 20 巻 3 号 p. 259-263
閉塞型睡眠時無呼吸症候群(obstructive sleep apnea syndrome: OSAS)患者の四肢筋量の特徴を明らかにすることを目的に,健常者との比較およびOSASの重症度との関連について検討した.その結果,OSAS患者の下肢筋量の有意な減少が明らかとなり,また,OSASが重症化するほど四肢筋量が減少している傾向にあった.よってOSAS患者への運動プログラムには,有酸素運動に加えレジスタンストレーニングも取り入れる必要性が示唆された.