日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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ワークショップⅣ
間質性肺炎に対する急性期人工呼吸管理
横山 俊樹津島 健司山本 洋久保 惠嗣
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2011 年 21 巻 3 号 p. 220-225

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抄録
近年,日本から間質性肺炎についてNIVの有効性を示唆する複数の報告が示されている.自施設でも最近6年間に36例の間質性肺炎急性増悪患者(うちIPF急性増悪15例)に対してNIVを施行し,1ヵ月生存率68.6%,生存退院率51.4%と過去の報告と比べて良好であり,特に早期導入症例において予後が良好であった.また,一部に挿管症例でも生存例を認めており,さらなる検討が必要と考えられる.
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© 2011 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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