日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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ワークショップⅣ
急性期のNPPV看護
竹川 幸恵石原 英樹
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2011 年 21 巻 3 号 p. 226-230

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抄録
間質性肺炎患者の呼吸管理ケアにあたっては,間質性肺炎の特徴を理解し,autocyclingしやすいため呼気トリガーエラーの有無や,CPAPモードでも呼吸補助筋の緊張が強ければ呼吸仕事量が大きいことを意味するため,呼吸補助筋の緊張状態の観察など設定とともにポイントを押さえた観察が重要である.さらに耐えがたい呼吸困難により危機的状況に陥りやすいことを理解し,①症状緩和,②専心やタッチングにより孤独感の軽減,③瞬時の快の提供,④侵襲的陽圧換気療法(invasive positive pressure ventilation: IPPV)への意思決定への支援,⑤意思決定したIPPVあるいは鎮静剤の時期を逸しないことが重要な看護と考える.
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© 2011 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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