日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2189-4760
Print ISSN : 1881-7319
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原著
歯磨き動作が健常男性のchest wall体積変化に与える影響
石井 真知子間瀬 教史野添 匡史高嶋 幸恵松下 和弘笹沼 里味山下 妙子島田 憲二福田 能啓道免 和久
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2012 年 22 巻 3 号 p. 405-409

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抄録
三次元動作解析装置を用いて,歯磨き動作中のchest wall運動を経時的に測定した.一回換気量,呼吸数,分時換気量,終末吸気・呼気chest wall体積を算出し,呼吸様式の変化について検討した.またchest wall体積を上部胸郭・下部胸郭・腹部の3つの部位に分け,それぞれの経時的な体積変化を観察した.結果,歯磨き動作中は,上部胸郭を拡張位に,腹部を縮小位にした呼吸様式となること,また,安静時と比べて呼吸数が増加することで分時換気量が増大することがわかった.
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© 2012 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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