日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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原著
吸気圧負荷(ITL)装置のウイーニング時における人工呼吸器回路内への応用
安部 幹雄和泉 徹山口 道也堀江 孝至
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1994 年 3 巻 3 号 p. 167-174

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抄録

近年,ITL装置は慢性閉塞性肺疾患患者を中心に呼吸筋耐久力の評価やトレーニングなどに実用化されつつある.この装置を自発呼吸モデル肺に装着し,各種ウイーニングモードにおける肺の吸気仕事量を測定してみると,一定の負荷を産出し回路内で良好に作動した.さらにCPAPモードに接続されたICU患者にITL装置を装着すると,その回路内で一定の吸気圧負荷が得られ安全に使用できた.ITLは負荷圧を調節することにより,人工呼吸器回路内でウイーニング時の患者にも応用しうると考えられた.

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© 1994 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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