日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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シンポジウム2
在宅人工呼吸療法患者と介護者に対するサポートのあり方
―平成11年度実態調査結果から―
安藤 守秀亀井 三博松本 修一武澤 純大曽根 寛榊原 博樹末次 勸
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2000 年 9 巻 3 号 p. 331-337

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抄録

私たちは愛知在宅人工呼吸法(HMV)研究会に登録中のHMV患者58例と一般在宅療養患者69例を対象に介護状況の調査を行った.結果,気管切開下人工呼吸療法(TPPV)と非侵襲的人工呼吸療法の介助者の間には介護負担に明らかな差を認めた.またTPPVと一般在宅療養の介護者を比較すると介護負担には差がなく,これはわが国の厳しい在宅介護環境がHMVの特殊性を覆い隠していることに原因が求められると考えられた.

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© 2000 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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