日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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ランチョンセミナー
気道クリアランスの諸法
宮川 哲夫
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2000 年 9 巻 4 号 p. 466-471

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抄録

気道クリアランスの方法には種々の方法があげられ,最も用いられている方法には体位排痰法がある.しかし,その科学的根拠はどの程度あるか明らかにされていない.そこでEBMの立場から気道クリアランスの諸法のメタ分析を行った結果,古典的な体位排痰法は有効であるとはいえなかった.また,排痰手技の比較ではpercussionよりもsqueezingの方が有効であり,排痰の生理学からみればより望ましい方法である.

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© 2000 一般社団法人日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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