日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2434-3056
Print ISSN : 1882-0115
症例報告
横行結腸ストーマ脱出に対するボタン固定術の経験
林 忠毅平山 一久小梢 雅野岡野 紀子竹内 芳江松永 啓代中村 利夫
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キーワード: ストーマ, 脱出, ボタン固定
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2010 年 26 巻 2 号 p. 9-13

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抄録
 ストーマ脱出は結腸ストーマ造設後の後期合併症として比較的頻度の高い病態で、ストーマの管理が困難になることから患者のQOLを著しく低下させることがある。今回われわれは、横行結腸ストーマ脱出の3例に対してボタン固定術を施行した。ボタン固定術施行後は全例ストーマ管理に難渋することはなくなり患者のQOLは改善した。ボタン固定術は安全で低侵襲、簡便な方法でありストーマ脱出に対して有効な術式であると考える。
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