日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2434-3056
Print ISSN : 1882-0115
26 巻, 2 号
26巻2号(通巻69号)
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表紙
学会総会報告
学会賞報告
症例報告
  • 林 忠毅, 平山 一久, 小梢 雅野, 岡野 紀子, 竹内 芳江, 松永 啓代, 中村 利夫
    2010 年 26 巻 2 号 p. 9-13
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/07/30
    ジャーナル フリー
     ストーマ脱出は結腸ストーマ造設後の後期合併症として比較的頻度の高い病態で、ストーマの管理が困難になることから患者のQOLを著しく低下させることがある。今回われわれは、横行結腸ストーマ脱出の3例に対してボタン固定術を施行した。ボタン固定術施行後は全例ストーマ管理に難渋することはなくなり患者のQOLは改善した。ボタン固定術は安全で低侵襲、簡便な方法でありストーマ脱出に対して有効な術式であると考える。
  • 河島 秀昭, 樫山 基矢, 関川 小百合, 高橋 夏絵
    2010 年 26 巻 2 号 p. 15-20
    発行日: 2010年
    公開日: 2021/07/30
    ジャーナル フリー
     われわれは5例のストーマ静脈瘤を経験した。平均年齢は60.2歳±8.8歳(50~67歳)。ストーマ静脈瘤からの初回出血はストーマ造設から平均3年3ヶ月±3年5ヶ月(50日~9年)。いずれも繰り返し出血し圧迫止血で一時止血可能であった。4例に対し皮膚接合部の静脈瘤にphenol硬化療法、3例に縫合止血、2例でゴム輪結紮、1例は脾動脈塞栓術を施行した。3例は肝不全で死亡した。アルコール性肝硬変症例では断酒によってストーマ静脈瘤が改善し出血が消失した。ストーマケアとしては、主に二品系装具を用い、面板のストーマ孔を大きくして練状皮膚保護剤を併用するなど、静脈瘤への刺激を避ける工夫を行った。
地方会抄録(地域研究会記録)
編集後記
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