日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第50回研究発表 50周年記念大会
セッションID: A-05
会議情報

気持ちを伝えるネットワーク・インタフェース・デザインの提案
*山崎 和彦村中 直文笹島 学
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究は従来の機能を主体としてコミュニケーションに感性を融合させた感性ネットワーク・インタフェースのデザインを提案することを目的とする。これまでは,機能を主体としたヒューマンインタフェースをいかに使いやすくするかという目的のためにヒューマンインタフェース・デザインや人間中心のユーザセンタード・デザインが研究・導入されてきた。また,コミュニケーションも主に機能に基づいている場合が多い。しかし,人間は機能だけで判断するのではなく,感性によっても判断する。感性をベースにした人工物のヒューマンインタフェース・デザインの構造を明らかにすることは非常に有益である。特にネットワーク・コンピューティングを利用したサービス技術の分野に,感性ネットワーク・インタフェースのサービスという新しい技術を確立できる可能性がある。ここでは,気持ちをつたえるための感性ネットワーク・インタフェースの概念,構造および活用の可能性を提案する。そして,その事例として,提案に基づいた感性メールの試作を紹介する。

著者関連情報
© 2003 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top