日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第52回研究発表大会
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映像編集におけるショットの継時的群化の要因
*井上 貢一
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p. 159

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抄録

本研究は、古典的ハリウッドのコンティニュイティー・システムにもとづいて、ショットをスムーズにつなぐための要因の整理を試みたものである。コンティニュイティー・システムは、ショット間のスクリーン上での方向や位置また時間的な関係を一致させる。特に、以下の4点は重要であると考えられる。1)エスタブリッシング(場面設定の導入を行う)2)視線の一致(因果関係による接続を行う)3)グラフィックの一致(空間的な接続を行う)4)動きの一致(時間的な接続を行う)これらは文脈効果を利用して全体の情報量を下げることで、ショット間をスムーズにつなぐものと考えられる。

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© 2005 日本デザイン学会
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