日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第55回研究発表大会
セッションID: P32
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ラフ集合による菓子パッケージの嗜好分析と提案
*関口  彰住田 恵実
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抄録

パッケージデザインにおいて、多様なパッケージの情報による食製品の選択は難しいといえる。そこで、顧客の好むイメージに合わせたパッケージデザインの特徴を定量的に抽出することは必要である。この論文ではパッケージデザインの形態要素とそれから派生するイメージとの関係をラフ集合により求めた。さらに、単独のイメージまたは2つのイメージを複合したイメージに結びつくパッケージデザインの個々の形態要素との定量的な関係を決定ルール分析により求めた。そして、これらのイメージに適合する形態要素を備えるパッケージを実験に用いたサンプルの中から選出し、設計の参考とした。これらの分析結果から、ある特定のイメージを強調したパッケージデザインの設計システムを提案することができた。また、本論文での事例では,2つのイメージを複合する方法としてカテゴリスコアを加算する方法を採用した。

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© 2008 日本デザイン学会
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