抄録
情報デザインによる、市民の表現プラットフォームを構築する学際共同研究プロジェクトが始まった。科学技術振興機構のCREST研究である。本稿では、そのプロジェクトを企てた情報デザイン研究の思いと、研究の基本的な構想を紹介する。それらは、鶴見俊輔が示した「限界芸術」としての市民の表現、俯瞰と再構成による表現のふり返り、そして共同体が育む表現の知、の3つの構想である。合わせて、これらの構想を、学際共同研究として組み立て、技術システムと文化プログラムの複合体として構築するためのワークショップという方法についても報告する。