抄録
本研究は、「情報デザインによる市民芸術創出プラットフォームの構築」を課題に掲げた文理融合型の研究プロジェクトの一部を担うものである。本プロジェクトの主目的である人々の豊かな表現活動の実現のために我々は、表現を支える「技術システムのデザイン」と、システムが道具として埋め込まれた「人間活動のデザイン」を主課題としておこなっている。本研究では、本研究では「行なうことをとおして協同的に学ぶ学びの形」を「ワークショップ」と呼び、そこに立ち現れる表現活動の設計原理を見出す。それをワークショップの組立てとして、実活動に応用できるようにモデル設計をおこなう。本稿では、実施したワークショップを対象とした表現活動の考察を紹介する。また、「表現活動は、ワークショップの総体を構成する要素「人・もの・こと」における相互行為により生成される」「相互行為において、共同的視点の形成が重要」という2つの考察結果を「報告する。