主催: 日本デザイン学会
九州産業大学
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明治期の第1回から第5回までの内國勧業博覧会に出品された膳や卓子類について,出品目録から抽出し,ユカ座式食卓の変遷を概観した。この時期の主要な出品物は漆塗りの各種の膳であり,接客用の膳の生産と需要が高まった時期であることが明らかである。また,大形の卓子の名称は多岐にわたる。大形の机や卓子の甲板の生産技術として,一閑張りの技法があった。また,卓の実態として近世からの室内装飾法「卓飾り」に使用されるものが混在している。折り込み足食卓も明治23年に出品され,脚部を折りたたむ卓子の開発も行われていた。
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