抄録
私たちの身の回りの情報は技術の進歩と共に増大する傾向にある。そのため情報の信頼性や伝える方法が重用しされる様になった。加えて昨年の東日本大震災により人々の注目は出来事の結果だけではなくその過程にあると感じた。そこで「プロセスの共有」のための方法として「出来事の記録とその共有方法」の体系化を目指す。そのために行ってきた活動を報告する。出来事の視覚化の実践として対象をワークショップ(WS)に設定して活動を行った。WSに置いてドキュメンテーションに求められる質は異なり、グラフィック表現であったり映像表現であったり様々な記録の方法がある。今回はRTD(Real Time Documentation)の手法を参考にしたグラフィック表現の実践を行った。実践から得られた知見としてRTDの手法は活動の記録を残す事ができるが、その前後としてWSの計画段階やその後のふり返りの手法や公開の方法までは体系化できていないと感じた。今後はドキュメンターとしてだけではなくWSの主催者側に立ち位置を設定した入り込んだRTDの活用を通した実践を続けていこうと考えている。