抄録
視覚メディア(ポスター、雑誌、Webサイトなど)のコンテンツの構成要素は、文字や画像である。構成要素の外部には、視覚心理的な影響を与える空間力が生じていると報告されている。福田らの先行研究では、2つの図形を並置して、一方の図形から他方の図形の辺の中心の点を対象とする空間力の検討を行った。刺激に関しては、図形の形態、距離、配置の3つの条件を変更して行われた。しかし、空間力は図形外部などの空間に生じていると考えられる。よって本研究では、図形間の空間の中心の点を対象とする空間力の検討を行った。また、明度差を付け加え、評定値を5段階評定から無段階評定へと変更した。この結果として、正円と正方形では、評定の対象とする点を変更した影響は見られなかった。また、明度が低いほど空間力が強いということなども示された。