抄録
本稿では,自動車用内装材テクスチャの仕様別視覚評価実験結果を用いて,それらの比較分析,重回帰分析を行うことで,仕様別評価因子の解明を行った.その結果,「本物感」,「立体感」,「個性」が仕様を超えて共通の総合評価結果に影響大の主因子であった.また,杢目木材,ヘアライン金属などの「高級感」では「手作り感」,それらの「嗜好」では「濃さ」が,加飾フィルム樹脂では「モダンさ」が,主因子として抽出された.そのため,これらの因子を用いることにより,それぞれの仕様の特徴を活かした,自動車用内装材テクスチャ開発の一助となることが可能になった.