抄録
本研究は個人がハンドルを握る際の特徴について感 性評価を用いて明らかにし、その特徴に基づいてユーザカテ ゴリを作成することを目的とする。実験では、粘土で製作し たバー型ハンドルを用意し被験者に自由に握ってもらった後、 握った跡が示されたハンドルを3D スキャナーを用いてデー タ化した。ハンドルを握る方法は資料調査とハンドルの機能 面を考慮して縦握りと横握りに分けた。被験者には右手と左手の計4個を握ってもらい、それを個人のハンドルの握り方 と設定した。実験の結果、ハンドルを握る際の親指の位置に よって個性が現れたことがわかった。本研究では個人のハン ドルの握り方を、親指と人差し指の位置関係、縦握りと横握 りの握り方の違い、右手と左手の握り方の違いの3つの特徴 で特定した。またこれらの特徴に基づいてユーザカテゴリを 提案した。