日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第63回研究発表大会
セッションID: C9-03
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在住外国人を対象とした行政サービス提供の充実化への取り組み
工学系学生による地域課題研究デザインプロジェクト
松下 臣仁藤井 清美ライト ブレントレイノルズ ステファニーソンガー ロバート
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抄録
本稿では、2015年度に実施した工学系の学生による地域連携教育研究プロジェクトの成果を報告する。本取り組みは、学生がデザイン思考を用いて、在住外国人を対象に地域の身近な課題を発見し解決することを目指すもので、在住外国人が行政サービスをより受けやすくなり、住みやすい街づくりを促進することを目的としている。学生は大学所在地の市内で、在住外国人に英語でインタビュー調査を実施し、市が市民に提供している情報サービスに対するニーズを調査した。調査と分析に基づき、「医療・健康」を課題として定義し、解決策を検討した。その結果、市より日本語で提供されている「市内医療機関一覧マップ」と「すくすく健康カレンダー」の冊子の英語版を作成し、在住外国人用に必要となる内容を追加した。また、日本で診察を受けるプロセスに合わせて、外国人患者と医療施設関係者のコミュニケーションを円滑にするための機能を搭載したスマートフォン用ウェブアプリケーション「ホスピタルインターフェース」を開発した。学生が地域社会で行う活動は、社会貢献の精神を涵養し、地域の特性に合わせた課題解決能力の向上に寄与することが確認できた。
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© 2016 日本デザイン学会
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