日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第63回研究発表大会
セッションID: D4-05
会議情報

プラスチック独自の魅力創出に向けた要因分析
亀坂 瑠里子楠 雄磨松岡 由幸
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

プラスチックは様々な製品に幅広く用いられており,現代の生活に不可欠である.しかし,他材料の“代替品”として利用されてきたことにより,一般的に負の印象を持ち,プラスチック独自の魅力の追求がなされていない.そこで本研究では,魅力的なプラスチック製品を生み出すためのデザイン指針の構築に向けた第一歩として,プラスチック製品独自の魅力を創出するための要因分析を行い,独自の魅力の因子とそれらを具現化する物理量との関係を示すことを目的とする.はじめに,既存のプラスチック製品を調査し,他材料には表現できない魅力を感じる製品52事例より特徴抽出を行った.次に,因子分析,クラスター分析によって事例を特徴ごとに分類した.これによって9つの分類を得た.それらを考察した結果,9つの分類の各魅力に関する因子の抽出と魅力を具現化する物理量との関係性を示した.

著者関連情報
© 2016 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top