日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第63回研究発表大会
セッションID: A4-05
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地域の和菓子ブランド力を強化するためのパッケージの考察
孔 鎭烈田中 隆充
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抄録

商品のパッケージは内容物を包装することだけではなく,消費者に商品の情報や価値,企業やブランドのアイデンティティなどの無形的な価値も提供する.さらに,店内への陳列や積載されることによって,商品のイメージを印象的に知らせる一つの「広告媒体」としてもその重要性が注目されている.  筆者は、平成24年より秋田市農林部で行っている「6次産業化プロジェクト」に携わり、そこで秋田市の土産品のパッケージデザインを検討・調査することがある.その中でも,とくに,和菓子のパッケージに興味を持ち調べてみた.その結果,秋田市の和菓子のパッケージは製品の保護機能は果たしているものの,パッケージとして重要な広告機能は満たされていないと考える.その理由は,秋田の製造者はパッケージデザインにコストをかけたくないというのが現状である.このような現状を踏まえてパッケージデザインにもっとも求まれている広告的機能を満たした低コストの商品パッケージデザインを研究することを目的とする.

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© 2016 日本デザイン学会
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