抄録
動物や人間、クリーチャーなどを作り出すことを前提としたブロック玩具を提案する。今までは建物等を作ることを前提に作られていたが、最近はロボットを作ることを前提にしたブロックも出てきた。我々はより有機的な形状を持ち且つ関節の動きも滑らかなブロック玩具を作り出すことにした。まったく自由に生き物を作り出すのではなく、創作した物語の中に存在すると考えられる動物を想像し作り出すという設定にした。そのことで、自然にブロック玩具の特性やある意味での不自由さを楽しんでもらえることになった。2000万年前、日本に衝突する前の伊豆半島で化石になった大型有孔虫の中に新種の球形で磁気を帯びた化石が発見され学会で話題になった。ある学者がその球形の化石は一つ一つが個別の生き物として存在できるが、磁力によりたくさんのものが集まると役割分担し一つの新しい生き物つまり群体として活動を始めるという仮説を発表した。その結果、その生前の姿や動きを復元する研究が増え、それを研究のためにその化石から直接ブロックが作り出され多くの研究者に配られることになった。それがこのMaglivesである