日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第64回春季研究発表大会
セッションID: B8-01
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消費者属性と購買活動の違いから見る地域産品ブランドに関する研究
橋本 真実*久保 雅義
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抄録
本研究は、市町村地域ブランド構築に関する考察を、「地域住民のための産品ブランド形成」視点で行った。 京丹後市を具体的な調査対象とした。「地域住民」「地域外住民」「観光客」の 3つの消費者属性に分類し、グループ間におけ る購買活動の違いを明らかにした。結果、特産品購入時に地域住民は他の2グループと比べ商品の生産者やメーカー を重視していることがわかった。地域住民は、商品の地域性に対する関心が低く、ブランド価値よりも、品質の良さにより特産品購入時に商品の生産者やメーカーを重視していることがわかった。一方で、商品の地域性に対する関心がやや低く、地域の特産品であるというブランド価値よりも、特産品そのものの品質の良さに依拠して商品を購入して いる傾向がわかった。本調査から3グループ間での消費者の購買活動に違いが認められ、また、地域住民の特産品に関する購買活動の実態が明らかにされたことで、地域産品のブランディングにおける細やかな課題の発見が示唆された。今後、今回の調査の結果が京丹後市に独自の事象であるのかどうか、他の地域との比較を重ねていくことにより、さらに興味深い発見ができると期待される。
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© 2017 日本デザイン学会
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