抄録
社会課題のひとつである「医療サービス」をテーマとしたサービスデザインを試みた。2035年の八王子市を舞台に「医療サービス」がまちとそこでの生活にどのように展開されるかを共創するこが目的である。はじめに、経営戦略の手法であるシナリオ・プランニングにより、あり得る未来のシナリオを描いた。次に、描いたシナリオに対して、デザイン分野のユーザーエクスプペリエンス(UX)手法を用い、未来のシナリオの中における生活者のペルソナを設計、ペルソナから具体的な生活シーンを描くことで、サービスのアイデアや新たなる課題などが浮き彫りとなった。このように、シナリオ・プランニングとUXを連続して行うことで、あり得る未来とそこでのサービスのあり方、そして価値をデザインすることが可能であり、サービスデザインのプロセスとしての有効性が考察された。