日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第64回春季研究発表大会
セッションID: A3-05
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地域企業との産学プロジェクトによるデザイン教育の実践
林 秀紀*村木 克爾
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抄録

本研究は本学と岡山地域企業である㈱英田エンジニアリングとの産学プロジェクトの結果をまとめ、実務型デザイン教育について考察するものである。今回は「都市部における使いやすい駐輪機と精算機インターフェイスの提案」をテーマとし、企業の将来事業についても配慮しつつ理論と実践のバランスの取れたPBL(Project Based Learning)を実施した。
 駐輪機と精算機の個別のデザインを洗練させるだけではなく、周辺環境に適合しユーザーが満足する製品やサービスに関するユーザビリティを向上することが要望された。研究の目的は、現状の問題点に対しデザインでどのような解決策が考えられ、そして、実際のユーザーにどのような価値を提供できるかを創造することであった。駐輪機と精算機のシステム全体のユーザビリティを向上するため、ユーザー視点にたった考察を実践するため、人間中心設計(HCD)のデザインプロセスに基づいたデザイン手法を用いた。

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© 2017 日本デザイン学会
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