日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第67回春季研究発表大会
セッションID: X-01
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移動手段として活用できるアジリティトレーニング二輪車の提案
*平井 恭赤井 愛井上 剛
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抄録

アジリティとは、状況を判断して素早く方向転換を行う能力である。アジリティを鍛えることはアメリカンフットボールの能力向上にとって重要である。本研究は、移動手段として活用でき、アジリティを鍛えることができるトレーニング自輪車の制作を目的とした。アジリティトレーニングに関わる身体の部位を調べた結果から、体幹筋(腹筋、背筋)、股関節伸展に着目し、これらを鍛えるトレーニングツールを検討した。既存のトレーニングから腹筋と背筋、股関節の伸展鍛える動きを調査した結果、体幹トレーニングの「プランク」と同様のポーズで乗車し、左右のペダルを前後に動かすことによって前進する自転車の設計と制作を行った。筋電位計測の結果、プロトタイプは多くの筋が活動し、筋活動量も大きかったことが確認できた。これにより、プロトタイプは通常の自転車よりトレーニング効果があることが確認できた。

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