日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第69回研究発表大会
セッションID: 5C-01
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伝統的工芸品「博多人形」の盛衰と今後についての一考察
*井上 友子青木 幹太佐藤 慈星野 浩司伊藤 晃生
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抄録

1600年、黒田長政が集めた職人が作った素焼き人形を原点に持つと言われる博多人形は、1920年代から美術工芸品として高い評価を得、1980年代〜1990年代には生産数・生産金額を飛躍的に伸ばした。

しかし、現在では生活スタイルの欧米化により家庭から床の間が消え、博多人形の伝統的存在価値は著しく低下した。そして昨今、中堅〜若手人形師たちはアート作品の作家として生き残る道を模索し、表現の幅を広げ始めている。

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