日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第69回研究発表大会
セッションID: 6A-06
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ダンボールを使った組み立て式ロッキングチェア
*益岡 了山村 楽
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抄録

ダンボール紙は1856年に英国においてシルクハット帽の内側に貼りつけて、柔軟性と通気性を確保しつつ形状を保持するために誕生したと伝えられる。その後、米国において包装材として藁やおがくずに替わる緩衝材として使われるようになる。ダンボール紙は紙を貼り合わせた強度の大きい「片面ダンボール」「両面ダンボール」に発展し、それらを用いた輸送に適した「ダンボール箱」が生産されるようになると従来の木箱に代わって小口輸送に使われるようになった。 日本においては、1909年に井上貞治郎によって綿繰り機械の機構を応用し、ダンボール紙の大量生産とダンボール箱の開発に成功し、主に梱包材や包装材用にダンボール産業が発展した。またダンボール紙はリサイクル素材として古紙回収の仕組みが確立している。 比較的軽量でありながら、強度や断熱性、再利用素材の長所を持ちながら、その使用は包装材などの限定されていることから、九州ダンボール株式会社においてダンボールの特性を活かした組み立て式ロッキングチェアの開発を行った。この試作によって一定の生産性や良好な組み立て・分解過程を確認した。

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