日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第69回研究発表大会
セッションID: 7C-05
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ミュージックビデオにおける表現の独自性
60作品を対象にした映像分析
*関 博紀梅澤 明日香大里 玲奈長田 怜也小林 悠佳
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キーワード: Music video, Music, Editing
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抄録

本研究はMV独自の表現を確かめることを目的として、実際のMV60作品を対象に、楽曲と映像の組み合わせの特徴を、作品の長さ、登場人物、編集の3点に注目して分析した。その結果、MVには、作品の長さは楽曲の長さとほぼ合致すること、9割を超える作品で歌手が出演していること、多くの作品が100前後のカット数で成り立つことが分かった。また、各項目同士の関係から、作品の長さは楽曲の制約を強く受けること、MVにおいて歌手は9割を超える作品に出演しているものの、それだけでは成立しづらく、その他の演出が行われること、テンポとカット割については弱い正の相関があることが分かった。以上の結果を映像と楽曲の関係から考察した。

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