日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第69回研究発表大会
セッションID: PC-07
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100%天然素材でできたストロー
プラスチック代替素材を活用した開発の試み
*酒井 日出子
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抄録

世界各地でプラスチック規制が広がる中,プラスチックストローは使い捨てプラスチックの世界的なシンボルとなっている.使い捨てプラスチックストローの代替品としては,紙ストローの需要が高まっているが,紙ストローは添加剤や合成接着剤などが用いられており,環境への影響が考えられる.そこで本研究では環境負荷の少ない100%天然由来でできたストローの研究開発を目的とし,100%天然素材でできたストロー試作製作を目標とした.試作品の目標値は,水に浸漬させた場合,2時間以上の耐久性すなわち使用が可能であり,耐熱温度65℃とした.これはカップ内に入った飲料水をストローで飲む場合,2時間以内に飲み切ると想定し,また既存の電子レンジ機能において,自動飲み物設定が55℃から60℃であることをふまえたためである.その結果,100%天然由来の基材(繊維,木粉,突板)と食品に用いられる100%天然由来のバインダー(グルコマンナン,ワックス,シェラック)の組み合わせにより2時間以上の耐久性と耐熱温度65℃のストロー試作を得ることができたのでここに報告する.

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© 2022 日本デザイン学会
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