日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第70回研究発表大会
セッションID: 1B-02
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知識伝承活動の活性化を目的とした体験の語りに関する研究
*春日 智哉三澤 柾文小早川 真衣子
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抄録

近年、仕事の現場ではベテランの従業員をはじめとする特定の人材のが持つ知識や技術を後継者に引き継ぐ活動知識伝承活動の重要性が増している。しかし、また、伝承に有益な従来の活動主体組織の問題として、これまでにコミュニケーションがOJTや業務時間中の余白時間は、業務の効率化に伴い減少しており、そうした活動が現場で起こる可能性は低下している。このことは、伝承活動の土台となる伝承する人/される人の関係構築に影響を与えていると考えられる。 図 1:本研究で検討する活動の位置づけ しにくい状況が挙げられ、OJTや直接対話が減少しており、また自由な時間が取れないといった課題がある。一方、一般的には飲み会や喫煙所でのの場で、ベテランから過去体験や思いを聞く等、時間などの業務時間以外の(非公式時間)ににベテランの体験を聞有用なくことで知識を得ることも多い。それらは非公式でありながら、人間関係の構築と知識伝承が一体となることで活動が活性化している理想的な状態と言える。しかし、知識伝承が起きるという事実もある。しかし、現状ではこの方法だけでは話す参加者人がの偏るうえに、ほとんどの場合その対話内容はりが起きることや記録に残らない(残すことを前提としていない)らないため、正統的な伝承活動として扱うことには限界があるといった問題がある。つまり、知識伝承の活動主体間の関係構築を伴わせながら当該活動を活性化するには、直接の業務でもなく非公式の活動でもない第3の活動が必要と考えられる。そして、そのデザインが課題となる。

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