日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第70回研究発表大会
セッションID: 1D-03
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「顔ジャンケン」プログラムの表情設定に関わる心理評価実験
嚥下機能と認知機能に働きかけるリハビリテーションプログラムの開発
*吉岡 聖美
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抄録

嚥下訓練に含まれる口・頬の運動と発声とを,口腔顔面運動による後出し顔ジャンケンに取り入れた「顔ジャンケン」プログラムを考案した。タブレット端末やPCを用いて,手軽に,嚥下機能および認知機能の維持向上に働きかけるリハビリテーションプログラムを実行することができる。更に,気分が改善する心理的効果が期待できるプログラムを開発するために,表情の異なる「顔ジャンケン」プログラムを実施した際の心理評価について調査したところ,「チョキ」の表情で舌を出すプログラムよりも,「チョキ」の表情で口を左右に伸ばし口角を上げて笑った顔になるプログラムが有効であると考えられる結果が得られた。

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