日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第70回研究発表大会
セッションID: PA-19
会議情報

m stool -「余白」のスタッキングとその可能性 -
*碓井 厚希赤井 愛
著者情報
キーワード: Stacking, Marginal space, Furniture
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

積み重ねることを意味する「スタッキング」、この言葉に着目し、今一度私たちの身の回りを見てみると、そこには多種多様な積み重ね方が存在していたことに気づかされる。本研究はこの積み重ねるという行為に新しい可能性や価値を見出すため、今までにない「スタッキング」の要素を持ち、そこに新しい価値を創り出すスツールの提案である。まず初めに、日々の生活の中に存在する多種多様な積み重ね方の事例収集を行なった。それらをもとにプロトタイピングを重ね、様々な積み重ね方の可能性を探り、「余白のスタッキング」という今までにない積み重ね方を生み出した。『m stool』は既存のスタッキングスツールが持つ、座るために使用し、使わなくなれば積み重ねて収納できるという機能を残しつつ、脚のY字の狭間の上にもう一脚積み重ねることにより「余白のスタッキング」という要素を併せ持つ。このことにより、使う時と使わない時の境界を曖昧にし、更に、見立てて使うことでインテリアとしての可能性を拡げ、空間の構成要素となり、そして空間を創り出すことを可能とした。

著者関連情報
© 2023 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top